2004-01-01から1年間の記事一覧

「クールトラッシュ 裏切られた男」戸梶圭太 光文社カッパ・ノベルズ

プロの犯罪者、鉤崎は3人の同業者と組んでパチスロ屋を襲撃、 成功はしたものの裏切り者が金を持ち逃げ、奪還のため鉤崎の追跡が始まる。 リチャード・スターク(ミステリー作家、ドナルド・E・ウェストレイクの別名義)が書いて いるプロの強盗を主人公にし…

「ネフィリム 超吸血幻想譚」小林泰三 角川書店

少女ミカとの約束で自ら血を吸うことを禁じた最強の吸血鬼・ヨブ。吸血鬼に殺された 家族の復讐を誓い、退治組織に入った男・ランドルフ。吸血鬼を食らい成長する 「追跡者(ストーカー)」と自称する謎の男・J。三つ巴の戦いを描くホラー・アクション 先日「…

「DEATH NOTE」1〜3巻 原作・大場つぐみ 漫画・小畑健 集英社ジャンプ・コミックス

「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」死神が人間界に落としたデスノート。 ノートを拾ったのは成績優秀な高校生・夜神 月(やがみ ライト)だった。 第1話、ライトが社会の悪を一掃すると決意、デスノートを使って凶悪犯を次々と粛正。 第2話で不可解な犯…

教えてはてなダイアリー

はてなダイアリーを巡回しているとタイトル、あるいはダイアリーの全文も含めて □□□□のように文字化けして読むことのできない ページがあるのですが、これはいったい何故なんでしょう? どうやらダイアリーのテーマによって文字化けするようで 例えば当方の…

「世界の中心で、愛をさけぶ」片山恭一 小学館

…「ノルウェイの森」の後に読むといくらなんでも陳腐な内容。両作を比較してやろうと 思って今更読んだけどね。どちらも物語はよく似たところがあるんだけど、それだけに ぎごちない会話、比喩のダサさ、作りすぎで唐突な展開…良くない部分ばかりが目に付い…

「ノルウェイの森」村上春樹 講談社

何年ぶりの再読だろ?少なくとも10年以上は経ってるな。主人公ワタナベがここまで女と 寝まくってたとは思わなかった。性交の描写より会話の方がはるかにエロチックだけどね。 冒頭の鮮やかさ構成の上手さはさすがに長編を読む醍醐味がある。様々なモチーフが…

「アフターダーク」村上春樹 講談社

脚本のト書きのような現在形を多用した文章、映画のカメラワークのように移動する視点。 各章の見出しに時計の文字盤が掲げられ深夜12時頃に始まった物語は朝の7時に終る。 その間の約7時間に19歳の少女マリが関わる出来事を読者はリアルタイムで見ているか…

再び地震!!!!!

もう勘弁してくれぇ…心臓に悪いしせっかく片付けたのに、また散らかっちまったよ。 しかし今度のは強かったなー、怖かった…。 地震情報( 震源・震度に関する情報 ) 平成16年 9月 6日00時10分 気象庁地震火山部 発表 5日23時57分頃地震がありました。 震源…

地震!!!!!

わー、びっくりした。頭の上にバサバサ本が落ちてきたよ。 もっと大きいのきたら地震そのものより本に埋もれて死ぬな、こりゃ…。 やっぱり思い切った整理をしなきゃあ駄目だな。

「ヴァン・ヘルシング」

スティーヴン・ソマーズ製作・脚本・監督ヒュー・ジャックマン主演、千日前セントラル にて日本語吹替版を観賞。19世紀、ヨーロッパ。ローマ・バチカンの秘密組織の命を受け、 モンスターを狩る男ヴァン・ヘルシング。今回、彼の任務はドラキュラ伯爵を倒す…

「グラスホッパー」伊坂幸太郎 角川書店

人気上昇中の作家だけどこれが初読。いや「アヒルと鴨のコインロッカー」(東京創元社)は 半分ほど読んだけどね。電車で読みながら居眠り、起きたら本が手から消えてたという 悲しい出来事があったのです。けっこういいとこだったのにぃ〜。 亡くなった妻の復…

メダカ続報

続々と卵から孵った子メダカは30匹を越えました。小さくて透明なので食べたばかりの餌が 透けて見えるよ。やっと9月…早く涼しくなってほしいなあ。

「狂信者の黙示録」上下2巻 ダグ・リチャードソン 創元推理文庫

カルト教団の信徒百人が集団自殺、教祖セローは死刑判決を受け獄中に。 セローに選ばれ生き延びた十二人の使徒たちはある計画を秘め十年後、活動を開始する。 標的は上院議員ウィル・サリヴァンの妻だった…。派手めのエンターティメントだが大味な ところが…

「鉄槌!」いしかわじゅん 角川文庫

もう1冊、昨年読んだ不条理な法廷闘争を綴ったノンフィクションを紹介。 漫画家・いしかわじゅんは厳寒の山中、夜行スキーバスに置き去りにされる。後続のバスに 拾われ事無きをえるのだが、置き去りにしたバスの運転手も乗務員も謝罪しようとしない。 怒り…

「ぼくは痴漢じゃない! 冤罪事件643日の記録」鈴木健夫 新潮文庫

会社員、鈴木健夫はある朝の通勤電車で女性に突然「触ったでしょ!」と腕を掴まれる。 潔白を証明するつもりで駅の事務室からパトカーに乗せられ警察署へ…。その後の とんでもない理不尽な体験を描くノンフィクション。第一部が鈴木健夫氏本人による 手記で…

「ビタミン」すえのぶけいこ 全1巻 講談社別冊フレンド・コミックス

懲りずにすえのぶけいこ、また読んじゃったわけ。ところが―― 受験を目前に控えた中学3年生鑓水佐和子がイジメのため不登校に追い込まれ…前半は ほとんど「ライフ」と同じ話。コンパクトな作品のため「ライフ」のように描写が暴走して ないからイジメの場面…

「ライフ」 すえのぶけいこ 1〜4巻 講談社別冊フレンド・コミックス

久々の少女漫画。今月の「本の雑誌」(9月号)に「イジメ」をテーマにした漫画と 紹介されてたので興味を持ったがとんでもないものを読まされちゃったよ。 受験のトラブルで親友を失いリストカット癖のある少女・歩(あゆむ)が入学した高校で エスカレートして…

庭のメダカが…

日に日に獰猛になっていくんだけど水槽覗いてみたらなんだか小さいのが数匹…子供だ。 なんと7、8匹がお腹に卵どっさり抱えて泳いでいる!!物凄い勢いで餌食べると思ったら もう繁殖するのか。暑さのあまり何匹か死ぬかも…と思ってたらそれどころじゃなか…

「永遠も半ばを過ぎて」 中島らも 文春文庫

写植屋・波多野、三流詐欺師・相川、出版社勤務の女性・宇井彼らが「謎の原稿」を種に 仕掛ける大事件の顛末。三人組がそれぞれ「おれ」「僕」「わたし」と語り手が幾度も 入れ替わり一つの物語が出来上がっているのが不思議な効果を出していて、波多野が薬…

「サムライチャンプルー」十話「以毒制毒」 関西テレビ

昨夜の放送でやっと観た。あーあ九話も見逃してんのか…。コミック版と較べるとかなり クールな雰囲気だね。もうちょっと主役三人の掛け合いが見たかったかも。まあその辺は 次週に期待か。チャンバラシーンがカッコ良いけど今回なんで主人公が勝てたのかよく…

「ジョジョの奇妙な冒険Part4 ダイヤモンドは砕けない」荒木飛呂彦 集英社文庫コミック版

「お前、今頃何の話を…!?」と思われるかも知れないがおれはこの作品文庫で追いかけて いるんだよ。(ついでに言うと週刊少年ジャンプを今まで一度も買ったことがない) 一部二部三部ときて、この四部が最も好きな作品となった。舞台の杜王町に潜む殺人鬼を …

「サムライスピリッツ」全2巻 島本和彦 講談社

勢いでもう一丁時代コミック、今度はゲームのコミカライズ。ブックオフで1冊100円で 入手。島本和彦は「吼えろペン」「逆境ナイン」などあまりの熱血ぶりに読んでいると 爆笑と感動が押しよせてくる漫画家でこの「サムライスピリッツ」では原作物のせいか、…

「サムライチャンプルー」壱ノ巻 原作manglobe 漫画ゴッボ★マサル 角川書店

時代ものが読みたい気分だったので期待せず買ったのだが描き殴ったような勢いのある絵、 イージーな展開が豪快。様々な時代劇の王道パターンが何度も出てくるのに主役3人組が ぶちこわしにしていくのがなんとも可笑しい。アニメのコミカライズなのか、えー…

「鬼剣衆―妖藩記」菊地秀行 光文社カッパノベルズ

信州の山間の小藩、夕城藩を舞台に道場「神影館」の師範、紫暮左近・右近の活躍を描く 「妖藩記」(カッパノベルズ)シリーズ第2作。前作は連作集だっだけど今回は長編。 菊地秀行は最近、時代劇作品を精力的に書いていて今のところ、どれも面白い。 その中で…

「マッハ!!!!!!!!」

道頓堀東映にて昨日観賞。プラッチャヤー・ピンゲーオ原案・製作・監督。 トニー・ジャー主演のタイ映画。タイの田舎村から守護仏像が盗まれる。村人のため 立ち上がった青年ティン(トニー・ジャー)は仏像奪還のためバンコクへ旅立つ。基本的な お話はこれだ…

「えびボクサー」

マーク・ロック脚本・監督。掲示板の方で話題になってたのでビデオで観た。 挫折した元ボクサーの中年男ビルが2メートルの巨大えびをボクサーにしたてボクシングの 興業を仕掛けようとするお話。普通タイトルとこの物語を聞いただけで、どんな馬鹿げた 映画…

…暑い。

夏バテで倒れそう…頭くらくらして読書ができないのが辛い。 今週から庭でメダカ飼いはじめたんだけど涼しげでいいなあ。朝餌やると寄ってくるように なったので嬉しい。見てると少しホッとした気分になる。なんとかお盆まで頑張ろう。 はてなの本欲しい! (↑…

「ルパン三世 盗まれたルパン――コピーキャットは真夏の蝶」日本テレビ 金曜特別ロードショー

昨日の放映ご覧になった方も多いんじゃないかな? 正直…どうしょうもなく面白くねえぇぇぇっ!!登場人物がルパンはじめ敵も味方も 頭悪すぎで緊迫感がないし絵の動きがギクシャクして安っぽい。いきあったりばったりに 敵が現れてピンチになり突然味方が助…

「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」巻ノ一 夢枕獏 徳間書店

執筆期間足掛け17年の大作、全4巻編成での刊行開始!まずは1巻目を読んでみた。 西暦804年遣唐使として長安入りした修行僧・空海の活躍を描く歴史伝奇ロマン。物語は まだ序盤だし、今のところそんなに派手な展開もない。それが読み出したら止められず…

「源にふれろ」ケム・ナン ハヤカワ・ミステリ文庫

なんと1986年に単行本が出て18年後に文庫化! カリフォルニア育ちで18歳の少年アイクが、行方不明になった姉を探すため ウェストコースト、ハティントン・ビーチにやってきた。姉と共に旅だったという サーファーに近づくため、アイクも見よう見真似…