2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「紅の豚」 金曜ロードショー

最初の公開時に劇場で観賞し、TV放映のたびに観てるのでこれで何度目なのか判らない。 宮崎駿監督作品では小粒で派手な展開もないセコいお話。そのぶん台詞回しの粋さ、 ディテール豊かな部分が深く味わえて何度観ても飽きんよな。修理を終えた飛行艇が 水…

「夜のピクニック」恩田陸 新潮社

夜を徹して80キロを歩き通すという高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。 卒業を前にした生徒たちは異性に告白をしたり想い出話をしながら遠いゴールを目指す。 甲田貴子はこの行事で一つの賭けをすることにした。複雑な家庭環境のため同じ クラスなのに接…

Amazon.co.jpオリジナルブックカバー当選

http://www.hatena.ne.jp/info/amazon 「Amazonギフト券欲しい!キャンペーン」当たっちゃいました!しかもギフト券より 欲しかったブックカバーのほうだよ。まさか本当に貰えるとはね…。今まで抽選に ほとんど当選したことがないのでやたらと嬉しくてたまら…

「IX(ノウェム)」古橋秀之 電撃文庫

中国武侠小説を意識して書かれた作品。ライトノベルならではの軽快な文体でアクションが 豊富。個性的な人物は続々と登場。出生の秘密を秘めた少女と異形の腕を持つ少年の 出会い、というのもシリーズ開幕編としては上々。問題はこの本が刊行されてから2年以…

「人面町四丁目」北野勇作 角川ホラー文庫

大災害後、遺体安置所で知り合った女性に連れられ、やってきた人面町。彼女を妻とし 暮らし始めた作家“わたし”の奇妙な日常生活。ホラー文庫の連作短編集で、それぞれに 「鱗を剥ぐ」だの「耳を買う」といった、いかにもな副題がついてるけどホラーの味わい…

「デセプション・ポイント」上下 ダン・ブラウン 角川書店

「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウン最新作。珍しく話題の作家に手を出してみた。 ラングドン教授シリーズでは「天使と悪魔」は読んだが「ダ・ヴィンチ・コード」は未読。 大統領選の渦中、NASAが北極で大発見をする。直々に大統領から呼出されたこと…

「黒い天使」コーネル・ウールリッチ ハヤカワ文庫

愛人殺しで有罪となった夫の無実を晴らそうと若妻は偶然見つけた手掛かりをもとに イニシャルMの真犯人を 探し出そうと一人探偵行に身を投じる。 「幻の女」 (W・アイリッシュ名義)は あまりに有名なオールタイムベスト級の作品で傑作だった。 「暁の死線…

オフ会のこと

昨日、2chミステリー板京都オフに参加してきました。有名な古書店、アスタルテ書房に 初めて行ったんだけど独特のムードと品揃えに圧倒され、やけに緊張してしまった。 金子国義や山本タカトの画集が署名入りで置いてあるのでつい見入ってしまい欲しくて た…

「CSI:科学捜査班―ダブル・ディーラー」マックス・A・コリンズ 角川文庫

マックス・A・コリンズは本国アメリカじゃ実力を評価されているミステリ作家だ、 というのは知っていてもオリジナル小説がほとんど翻訳されていない。そのかわり 大作映画のノベライズはたくさん書いていて映画の公開に合わせて翻訳がよく出ている。 読んで…