2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧
鳴海丈は以前読んだ「修羅之介斬魔剣」が面白かったし、この作品は「八犬伝」をベースに した時代伝奇小説らしいから期待して買ってきてみると濡れ場のイラスト満載。こりゃ 時代官能小説だったのか!?と思って読んでみるとそれだけの内容じゃなかったので一…
以前扱った「クールトラッシュ」id:uminekob37:20040924の続編。プロの犯罪者、鉤崎が 主人公で再び登場という程度なので前作を読まずこちらから読んでも全く問題は無い。 今回、鉤崎は希少動物のオークションをターゲットにし上がりを奪おうとする。 いろん…
ブレナンの書いた児童書が最近刊行されてたというのを知りさっそく読んでみた。 現実世界に妖精界のの王子が紛れ込むことによって起こる大騒動。これまたアクの強い 作品で冒頭、主人公の少年ヘンリーの両親が離婚の危機にあるんだけど親父が自分の 秘書に手…
一昔前ゲームブックが大流行したことがあってスティーブ・ジャクソンの「ソーサリー」 シリーズはじめいろいろ楽しんだものだった。今考えたらRPGのはしりみたいなもので ドラクエ等のコンピューターゲームが出てきてからは廃れてしまったけど創土社は当時の…
2巻目だけど1時間ぐらいで読めちゃうし、続きはまた二、三ヶ月待たないといかんのか。 漫画をコミックスで追っかけてるようなもんだな。ぶつくさ言うのもようやくお話が動き 出して面白くなってきたのにまたいいとこで「つづく」だもんねえ。ま、じっくりと…
実子の誕生をきっかけに太閤秀吉は甥の関白秀次が疎ましくなる。危機感を抱いた秀次の 側近、木村常陸介は太閤暗殺を計画。請け負ったのは大盗賊・石川五右衛門だった―。 時代小説というよりは謀略アクションと言うべき内容。チャンバラが一切なく銃弾が飛び…
また同時期にとんでもない本を文庫で出してくれたな、おい。日本全国の古本屋が 地図付きで載ってるので便利な一冊。「本棚探偵の冒険」を読んだ後これを手にして 古本屋をうろつきたいへんな散財をしてしまった。大阪の古本屋はけっこう回ってるつもり だっ…
古本マニアとしても知られる漫画家、喜国雅彦の古本収集にまつわるエピソードを 詰め込んだエッセイ集。おれも古本屋巡りは好きな方なんだけどこれには恐れ入りました。 古本市の目録集めや、全集を揃えるために万単位の金額で古書を購入するなど…おれには …
「デッドコースター」の原案、脚本コンビ、エリック・ブレスとJ・マッキー・グルーバー(アシュトン・カッチャー主演のスリラー「バタフライ・エフェクト」の監督)がドン・ウィンズロウの「ストリート・キッズ」(原題「A Cool Breeze on the Underground…
日本で唯一の賞金稼ぎ沢木丈がマフィアの後継者争いに巻き込まれた女子大生ルチアと ともにマフィア、ヤクザ、警察を相手に逃走劇を繰り広げる。 全編ほとんど追いかけっこで疾走してるかのように読めてしまう。今時珍しい 「ただのアクション小説」に徹して…
民放テレビ局の社屋25階建てのニュー・ミレニアム・ビルが武装集団にジャックされた。 拘束を逃れた経理部員の高井由美子は人質となった婚約者を救おうとただ一人奮闘する。 日本を舞台に「ダイ・ハード」を狙った小説では真保裕一の傑作「ホワイトアウト」 …
インターネットのサイト「オカルト部」のメンバー達は廃墟探訪オフ中にカルト教団の 秘密儀式を目撃、慌てて逃げ出したもののその後相次ぐメンバーの蒸発や怪死―。 ふむ、じわじわと迫るカルト教団の恐怖を描こうってわけだな。と思ってたら生き残った メン…
探偵の宮本は東大生の加奈とともに浪人生の昌史を東京芸大に合格させるため カンニング作戦を実行。しかしものの見事に作戦は露呈し彼らはどん底の立場に落とされ 昌史の父、西村も区会議員の立場を失う。嵌めたのはカジノのオーナー、沢田。 宮本、加奈、昌…
やっべえ〜見逃すところだった、今夜のゲストは乙一なので楽しみにしてたから。 動いて話す乙一を見るのも初めてだったけど、視線も定まらずおどおどしてる様子は緊張が ダイレクトに伝わってきて見てる方がハラハラした。デートの行き先が漫画喫茶ってのが …
パク・チャヌク監督チェ・ミンシク主演。シネカノン神戸にて鑑賞。おれは日頃、 出不精なので神戸に行くのも簡単なことではない。ホームは間違う降りる駅は通り過ぎる (車両の中で本読むのでよくやってしまう…)降りたら劇場にたどり着かない、方向音痴にも …
キャロル・バラード監督。交通事故で母を亡くしたニュージーランドの少女エイミーは親の いない渡り鳥、グースの卵を見つける。産まれた16羽の雛はエイミーを母親と慕い成長。 渡りの季節は近づいたが渡りを教える母鳥がいない。そこでエイミーの父親は仲間…
チャウ・シンチー監督・主演。天王寺アポロシネマ8にて日本語吹替版を観賞。 文化革命前の中国が舞台、といってもあっちの歴史はよくわからんから無国籍なムードに 感じられる。街では悪の組織、斧頭会が台頭する一方で豚小屋砦という名の巨大な アパートに…
明けましておめでとうございます。 五月の末にここを始めて7ヶ月、なんとか続いて年を越すことが出来ました。 宝島社「このミステリーがすごい!」は毎年買ってるんだけど今回2005年版に ランクインした作品で読んでいるのはなんと海外1位の「荊の城」のみと…