「ブラック・ベルベット」須賀しのぶ コバルト文庫
近未来(?)が舞台のアクション・ファンタジーで黒ずくめの美少女キリがめっぽう強く
拳銃、ナイフ、刀を駆使してバッタバッタと敵を倒していくのが痛快、キメラと呼ばれる
獣人は跋扈してSF調な部分もある。物語はキリを含めた女性三人組のロードノベル風に
展開しいろんな要素をつめこんだゴッタ煮感覚はちょっと楽しい。カバーイラストから
「キル・ビル」風の絢爛なアクション小説を期待してシリーズ既刊二冊を読んだわけで
二巻目、カジノでチャイナドレスを着たキリが大暴れするところはもろにツボでした。
主役三人の女性キャラの生きの良さ、掛け合いがユーモラスだしコバルト文庫の
シリーズものをリアルタイムで追い掛けるのは初めてなので今後の展開が楽しみ。