「スパイダーマン」 金曜ロードショー

スパイダーマン デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
サム・ライミ監督。ひゃあー、むちゃくちゃ面白いじゃん!!蜘蛛に刺された少年
(トビー・マグワイア)が特殊能力を持つのだが前半では、なぜ彼は「正義の味方」
なるのか?どうして赤青のコスチュームを着ているのか?といったスパイダーマン誕生の物語がじっっくりと丁寧に描かれる。一方で対照的な「悪の化身」が生まれるまでのドラマが
ありお話がしっかりしてるし後半はスパイダーマンの大活躍、善悪2大超人の激突は
特殊効果の素晴らしさもあって目が離せない。摩天楼を跳ね回るVFXの浮遊感は
大スクリーンで味わいたかったぞ。トビー・マグワイア演じるピーターが冴えなくて恋する
幼馴染にも本音が言えない、というのが感情移入しやすくて中高校生ぐらいの時に
観ることが出来たならもっとピーターに同化出来たんだろうなあ。そんな彼が颯爽とした
ヒーローになる一方、もともと悪人でもないのに超人と化した科学者(ウィレム・デフォー)
は欲望のままにニューヨークの街並みを破壊してゆく。特殊能力はなくても「正義の味方」
や「悪の化身」は誰の心にもあってどちらになるかはその人次第なんだね、ってあまりにも
月並みな感想だけど映画の最後でピーターが選んだ選択はそういうことを真剣に考える
くらいかっこよかったわけですよ。今日の放送は吹替も素晴らしい出来で満足。
パート2への引きもなかなかに見事だったのでこっちももう劇場で観れないのが残念だけど
近々レンタルで借りてこよう。そういえばUSJのアトラクションの「スパイダーマン」も
面白かった。また乗りたくなったぜえ。