「挑戦! 嵐の海底都市/脅威! 不死密売団」キャプテン・フューチャー全集2 エドモンド・ハミルトン 創元SF文庫

挑戦! 嵐の海底都市/脅威! 不死密売団 <キャプテン・フューチャー全集2> (創元SF文庫)
いまのところ、どのお話も大まかな筋書きは同じなんだけどキャプテン・フューチャー
陥るあの手この手のピンチが面白いしどうやって脱出するのか?というあたりも凝っている
からぐいぐい読めちゃうね。鋼鉄ロボットのグラッグと合成人間オットーの口喧嘩は漫才を
見てるようでこういった毎度おなじみの場面が楽しい。「挑戦! 嵐の海底都市」で
グラッグが漂着した小惑星で原住民に神様と間違われ崇められる所は大笑い。漫画
21エモン」や「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」でもよく似たエピソードがあって
面白かった。ちなみにエドモンド・ハミルトンの奥さんはリー・ブラケットというこれまた
SF作家で「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の脚本に参加している。そういえば京都の
古本市でも昔のハヤカワ文庫版がたくさん出ていたなあ。今見ると当時の挿画もこれは
これで良い味だったと思えるけどね。