「スター・ウォーズ 特別編」デジタルリマスター版 関西テレビ

スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX
昨日の放映を観賞。人生を変えられた、とまで言わなくてもこの映画を観てなかったら
読書や映画をこれほど好きにはなっていなかっただろう。1977年、最初の公開時に劇場で
観賞して以来長らくおれの心に「史上最高の映画」として君臨し続けた作品で、もともと
読書は「スター・ウォーズ」のような宇宙活劇が読みたくてSF小説からはじまった。
SF=宇宙活劇と思い込んでいたのに星新一小松左京の作品は壮大な宇宙空間や
かっこいい戦闘機がほとんど登場しなかったけどそこにはまた違った素晴らしい世界が
広がっていた。スペースオペラという言葉を知りE・E・スミス「レンズマン」シリーズを
読んで「スター・ウォーズ」より遥かに壮大な宇宙戦闘描写に圧倒されたりもした。
もう一度「スター・ウォーズ」を劇場で観たいという願いは
スター・ウォーズ トリロジー」として三部作の再公開で叶うことになる。新たな
シリーズは再開されたものの「エピソード1 ファントム・メナス」は第一作とよく似て
いるのに輝きのない作品でがっかりしてしまい「スター・ウォーズ」はもう卒業、という
気分になってしまった。そういうわけで「エピソード2 クローンの攻撃」はいまだに観て
いない。おれの中で「史上最高の映画」じゃなくなったとはいえテレビ放映のときは毎度
必ず観てしまうし今回の放映でもルーカスの演出がぬるいぶん音楽やキャラクターの生きの
良さ、テンポの良い展開が作品を支えてるのがよくわかる。なによりもクライマックスの
デス・スター総攻撃は何度観ても血が騒ぐ。やっぱり1作目は画面見てるだけでわくわく
するよなあ。ルークが宇宙に旅立つように、おれだってここから小説や映画の壮大な
「物語の世界」に乗りだしたんだから…。