「アイスウィンド・サーガ〈1〉 悪魔の水晶」 R.A.サルバトーレ アスキー/エンターブレイン刊

アイスウィンド・サーガ〈1〉 悪魔の水晶
RPG「D&D」の世界を題材に描く剣と魔法のファンタジー第一巻。
もともと同じアスキー刊の「ドラゴンランス」の方を読んでみたかったのだが大判単行本で
出た上、巻数が多すぎるので見送り。こちらは価格が手頃なので手にしたら1冊の分量が
少ない。1巻目はまだ背景と主要登場人物の紹介ぐらいの内容で2巻に「つづく」。
これは面白いという評判も目にするし(以前富士見文庫で刊行されてたそうだ)期待は
しているが全9巻、隔月で1冊ずつ刊行らしく全部読み終わるのは1年半近く後に
なりそうだ。この調子でちびちび読まされるのはちょっとつらいかも。あと低年齢層を
意識した訳文が格調に欠けて、もったいないけど「指輪物語」ほど読むのに苦労したくも
ないので、まあいいか。(そのかわりそれだけの読み応えは「指輪物語」にはあった)
そういや「アイスウィンド・サーガ」前史にあたるサルバトーレの「ダークエルフ物語」、
ロード・オブ・ザ・リング」の何作目か観に行った帰りに全三巻衝動買いしてそのまんま
だったな。こっちも読んでしまわんと…。