Deep Loveのダメージ

こめかみの辺りが軋む痛みが走る。おかげで昨夜はあまり眠っていない。
もう本としてどうとか面白い面白くない以前の話。援助交際、心臓病、エイズ、戦争、
そして人の死。真摯に取り組むべきテーマを悲劇の道具として扱い、汚い言葉使いで
書く品性が耐えられん。広島の原爆を回想している部分など書きようのぞんざいさ
無神経などぎつさが不快極まりなく嫌になる。つまらない本を読んでテンションを
下げてみようなどとおれはなんて贅沢をいってたのやら。最低限、小説の形をしたもの
が読める。それって幸せなことだったんだなあ。当たり前のことに気付いてなかった。
ある意味良い経験をしたのかも知れんな。